国家資格をとるなら、ずっと使える資格がいいと思いませんか?
たくさん勉強して難しい試験を合格しなければならないのだから、それにみあった国家資格でないと割に合いません。
しかし、世の中にはたくさんの国家資格があります。
オススメの国家資格をまとめて紹介しているWEBサイトもありますが、「実際のところはどうなの?」「将来性はあるの?」
という点が気になると思います。
今回は僕が実際に取得した国家資格で、なおかつ、就職も成功した経験をもとにオススメの国家資格についてご紹介したいと思います。
その国家資格とは?
ズバリ、言語聴覚士です。
言語聴覚士とは、病院などでリハビリを提供する仕事です。
具体的には、
・うまく発音ができなくなった方
・言葉がうまく話せなくなった方
・難聴になった方
・発達障害の方
なぜオススメなのか
人手が足りていない
言語聴覚士は2021年3月現在で全国に3万6千人います。
同じくリハビリを行う職業の理学療法士は10万5千人となっています。
理学療法士は現在、飽和状態で就職が厳しい状況となっているようです。
しかし、言語聴覚士はその1/3程度しかいないため、供給が追いついていません。
また、毎年の合格者数も
言語聴覚士:2千5百人
資格の取得がしやすい
大学や専門学校といった養成機関に通う必要があり、独学では取れません。
しかし、供給が追いついていないこともあり、大卒資格があれば最短で2年で資格取得することが可能です。
大卒資格がない場合でも3年で資格取得が可能です。
ちなみに他の職種は3~4年かかります。
国家試験自体も合格率は69%程度となっており、比較的高いです。
また、養成機関に通うにあたり、「専門実践教育訓練給付」という国の制度を使うことができます。
この制度をうまく使うと学費全額をまかなうことができるため、国からの金銭面でのサポートも充実しています。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
手に職がつく
資格を得られるだけでなく、リハビリを実施するための専門技術や知識が身につきます。
資格の有無だけでなく、知識や技術も強みとなります。
養成機関で学ぶ必要があるというデメリットはありますが、専門的な知識や技術を指導してもらえるというメリットにもなります。
今後なくなる可能性が低い
言語聴覚士の仕事は結果を数字で明確に示すことが難しいです。
また、扱う領域も科学的に証明されていない部分が多いです。
このため、すぐにITやロボットで置き換えることが非常に困難であると思われます。
10年後も生き残っている職業ランキングでも割と上位に名を連ねていたりします。
専門職なので給料は安定している
言語聴覚士の平均年収は350万円となっています。
経験年数や実績があれば転職して、年収を倍増させることも可能になるため、自己研鑽した分だけ報われると思われます。
僕の場合、病院勤務で新卒の総支給が24万円程でした。
ここに4ヶ月分程度の賞与が加わるので概ね平均だと思われます。
国家資格を取る方法
学校に通う
大学、専門学校で取得可能です。
大卒資格のある社会人から目指す場合は、2年生の専門学校へ通うというのが最短になると思います。
このときに注意していほしいのが、「専門実践教育訓練給付」に対応しているかどうかです。
この給付金は、毎年の合格率が高い養成機関でのみ申請可能となります。
なので、しっかりした教育を行えているかの指標にもなります。
学費と生活費の支援が得られる
学費に対しての補助である「専門実践教育訓練給付」や社会人から目指す場合、失業給付が在学期間中まで延長する「教育訓練給付金」という制度も使えます。
このため、学費と生活費両面で資金援助が受けられるため安心して学業に専念できます。
詳細はこちらからどうぞ

まとめ
いかがだったでしょうか。
あまり知られていないけど、頑張って勉強する価値がある国家資格なのではないでしょうか?
ここまでをまとめると
・言語聴覚士
・お金をもらいながら資格が取れる
・人手不足なので就職しやすい