専門学校に入ったあと、勉強についていけるのか心配だと思います。
勉強から離れて10年近く経過しているうえに
学生時代から勉強が得意じゃなかったのでかなり不安でしたが
ちゃんと単位もとれてついていけています。
ですので、1年半過ごしてどんなカンジだったのかお話しします。
僕は2年制の言語聴覚士(医療系)専門学校なので
そこでの経験に基づいて解説していきます。
①1日のスケージュールについて
②授業の内容について
③定期試験について
④国家試験について
⑤勉強についていけるかについて
⑥バイトと両立できるかについて
1日のスケジュール
拘束時間
学校が始まるのがAM9:00で終わるのが17:00になります。
これが月曜~土曜日まで5日間あります。
なので、休みは日曜日のみです。
授業時間
1日の授業時間は
1コマ100分の授業が4コマ入ります。
1コマ終わったあとの休憩時間は10分間
2コマ目と3コマ目のあいだに昼休憩として1時間あります。
実際はこんなカンジですね。
1限目 9:00~10:40
2限目 10:50~12:30
3軒目 13:00~15:00
4限目 15:10~16:50
最初のうちは授業受けているだけでもかなりキツイと思います。
一日終わるとのび太くん並の速さで就寝できます。
座っている時間が長いので座布団ないとお尻が痛くなるので
座布団あったほうがいいかもしれないです。
授業の内容
ちゃんと聴いていれば理解できないことはないレベルです。
授業のスピード自体もそこまで速くないです。
クラス全体の理解状況を確認しながら進行するので
「理解できないやつは置いていく」みたいな体育会系のノリはないです。
板書についても黒板をガッツリ板書するというよりは
要点がまとめられた配布資料が配られ、
そこに直接書き込んでいくことがメインになると思います。
なので、授業中は理解しながら資料を補足していくことに専念するのがオススメです。
わかりやすくまとめ直したり、ノートを作るのを授業中にやっていると
授業についていけなくなるので資料の補足メモと理解に専念したほうがいいです。
僕も最初のうちはノートに補足を書いたりまとめながらやっていましたが
板書に必死になった結果、授業内容が入っていない
みたいなことがあったので、3日くらいでやめました。
まとめ直すのは自宅学習でやりましょう。
僕は学校がある日は放課後平均2~3時間は図書館にこもって勉強していました。
まとめとして
・授業スピードが速すぎておいていかれることはない
・板書量は多くない。配布資料に書き込んでいく
・授業中は理解することに専念する
定期試験
合格ライン
テストの時間は60分~90分
合格ラインは60点以上
60点以下は追試
追試料は1回2000円かかります。
学校の規定で3回以上の追試で留年もありますが
やる気があれば先生の判断で受かるまで追試させてくれるらしいです。
筆記試験
筆記試験は全体を通して難易度が高いと思います。
マーク方式のテストではなく、記述や語群選択形式になるので甘く見てると
あっというまに追試になるレベルです。
それでも配布資料を自宅できっちり復習していれば7~8割は取れるはずです。
あとは去年の過去問が手に入るのならそれを活用するのもいいと思います。
テストで問われるのは重要な箇所になるので毎年大きくブレないからです。
傾向を掴んだ上でそこを重点的に勉強できるので試験勉強の効率が跳ね上がります。
ちなみにクラスでどれくらい追試になるのかというと…
基本的には追試になる人はほぼいないです。
しかし、先生によっても難易度が変わるので
厳しい先生だとクラスの半分が追試になるような筆記試験もありました。
実技試験
1年生の後半になると検査の実技試験も行われます。
実技試験は手順を覚えるだけではなく、不足の事態への対応も評価になるので、練習量がものをいいます。
クラスメイトと協力して練習するか、頭の中で不測の事態を想定しながら一人で練習するかはそれぞれでした。
合格の基準が書かれたものを渡されるので、それに準じた練習を行うといったカンジです。
だいたいクラスの1/3が追試になっていたのでこちらも簡単には合格させてもらえません。
1年時の年末が地獄
・筆記試験ラッシュ
・実技試験ラッシュ
・実習の準備
1年生の11月~翌年1月が本当に忙しいです。
筆記試験が後半に立て込んでいるだけではなく、
外部講師の都合の兼ね合いで
新しい授業が開始したと思ったら、翌週には筆記試験が行われることが常態化してきます。
また、先程も話したとおり実技試験がこのタイミングで実施されることもあり
結果的に、数日おきに複数の定期試験が乱立する地獄絵図になります。
加えて年明けに臨床実習が控えており、その準備も平行して行っていくことになるので
勉強時間がほぼ取れなくなります。
なので効率のいい勉強法を早い段階で確立しておくほうがいいです。
僕のやっていた勉強法についてはコチラをどうぞ
参考記事
国家試験に向けての勉強量
ズバリ
最低でもこの量をこなすことが必須らしいです。
年明けの臨床実習が終わると昨年の忙しさが嘘のように時間があります。
1年生で座学の授業がほぼ終わるからです。
しかし、ここからは自発的に国家試験に向けて勉強していくことになるので、暇なように見えて実は時間はないです。
2年生になると残りの単位習得や60日間の実習、就職活動があるので実質勉強できる時間は半年もありません。
言語聴覚士の2020年度の合格率が68.9%なので難易度もそれなりに高いです。
これを突破するために学校から課されている最低ラインは10年分の国家試験過去問を10週するというものになっています。
1年分が200問なので
20,000問を半年の間に頭に叩き込むことになります。
ちなみに今年はコロナの影響で実習が大幅に短縮されたこともあり、
国家試験対策の勉強時間が例年に比べて多く取れているらしく、試験勉強だけみたら追い風になっているそうです。
例年通り実習があると勉強時間の確保はかなり困難になるようです。
僕の学校の2020年の合格率が6割弱になっており
その理由として10年分を10週するほどの勉強量が確保できず、試験当日を迎えてしまっていたことが原因らしいです。
国家試験のレベル自体がかなりハードなので、それなりの勉強量をこなさないと合格は厳しいということみたいです。
諦めずに続ければついていける
先程も挙げたとおり、救済措置もありますし、先生方の支援も手厚いのでついていけずに問答無用で留年になるみたいなことはないです。
ただし、ついていくためには効率よく勉強する方法を自分なりに工夫していく必要はあると思います。
僕も入学してから効率よく勉強するために本やyoutubeで科学的に根拠のある記憶方法の実践や環境調整を少しづつ行ってきました。
勉強するための勉強は時間を割いてでも行ったほうが後々効率が良くなります。
このおかげで僕は1度も追試を受けたことはないです。
なので、諦めずに少しづつ工夫すればついていけないということはないです。
Fランク大学卒の僕でもついてこれているので心配ありません。
バイトと両立できそう?
まとめ
✓2年制だとスケジュールがベリーハード。
✓勉強は大変だけど諦めずに続けていけばついていける。
✓バイトは無理ゲーです。
というわけで以上になります。