前日、機内で爆睡したせいで眠れぬ夜を過ごした結果、
盛大に寝坊をしてアユタヤ行きの始発を逃す。
これは友人に制裁(物理攻撃)を受けることを覚悟して部屋を出ようとすると、
気持ちよさそうに寝過ごしている友人の姿を発見。
とりあえず予定を立て直して準備した後に友人を叩き起すことに。
これで僕の過失は闇に葬られました。
友人を騙し、急いで準備させたところでようやく出発。
最寄り駅の地下鉄からフアラムポーン駅へ。
バンコクの主要国鉄の基点となる大きな駅。鉄道でアユタヤへ行く際はここが窓口になる。
アーチ天井の綺麗な駅です。構内にコンビにもあるのでおやつも買えます。
一番奥の受付窓口でチケットを購入刷る模様。
現地語はもちろん話せないので、中・高時代に培った怪しげな英語を駆使してチケットを買おうとするも通じず、
最終的にAYUTAYA! AYUTAYA!の大合唱。
事情を察してくれた優しい受付のお姉さんから1枚15バーツ(50円くらい)でチケットを購入。
あまりの安さにさすがの僕も狼狽しかけましたが、お姉さんの素敵な笑顔を信じて駅のホームで待機する事に。
無事に列車が来て安堵しながら乗車。
流石にバンコク市内の地下鉄と比べると椅子が木製だったり、扇風機が空調だったりするので快適さに難はある感じでした。
後から知ったのですが、お金を出せば快適に移動出来る車両もあったそうな。
ただしお値段も10倍以上にに跳ね上がる様子。
乗車時間2時間半くらいなのでお値段相応も我慢できるレベルです。あくまで個人的に。
やはり安い為か、現地の人が途中乗車で続々と乗り込んできて終電の山手線を彷彿とせんばかりの乗車率になりながらの旅路になり、大柄な友人は終始、苦悶の表情を浮かべてました。
ようやくアユタヤ駅に到着。
なんかおんなじような服を着たおじさん多くね!?
と思いながら恐る恐る降りるとその理由はすぐに判明。
トゥクトゥク(簡易タクシー)の運転手の客引き集団でした。
アユタヤでの移動手段はこのトゥクトゥクが一般的で、自転車で回る人もいるようですが、日帰りではなかなか難しいので僕らも早速交渉してみる。
運転手がアユタヤの名所の写真を持っていて、行きたい所を指差して終電に間に合うように1日案内してくれるシステムらしい。
アユタヤ自体が遺跡群の総称の為、日帰りですべて回るのは物理的に不可能みたいですね。
相場は1人100~250バーツ程度だったので僕らも最終的には1人200バーツでお願いしました。
僕らがお世話になったトゥクトゥク。おじさんの愛娘ガイド付きで200バーツ。
さっそくトゥクトゥクに乗り込みお願いした場所に行ってもらうことに。
歴史の勉強せずにフィーリングでチョイスしたので何のお寺かさえわかりません!
アジアンテイストな壮大な仏塔ですね!(テンプレ)
この廃墟感漂う遺跡は個人的にイイですね。
有名な菩提樹の根の仏頭で記念撮影。この仏頭より上で撮影する事が禁じられています。
そのほかにも敬虔な仏教国なのである程度のリスペクトとマナーを守らずふざけているとタイ警察に捕まり罰金として数千バーツ徴収されるので注意しましょう。
アユタヤには首が無い仏像がたくさんあるらしく、この頭も切り取られ放置された結果、木の根に取り込まれて現在の形になったらしいです。
首が切り取られた経緯は18世紀のビルマ軍との戦争が原因との事。
仏塔の形も様々ですね。
あまり修復が進んでおらず、当時のままらしいので歴史をしらなくてもなんとなく雰囲気を味わえますね。
ストリートファイターというゲームのキャラクターのメインステージにもなった涅槃仏像らしいですね。
ここでストリートファイターの技を繰り出す旅行者が後を絶たないそうですが、前述の通りふざけるていると警備員orタイ警察に連行されるので絶対にやっちゃだめだぞ!(フリ)
観光も終盤になり、お寺内にあった市場を散策。
謎の魚介類の揚げ菓子が異臭を放っていて一人えづいていたのはナイショ。
帰りの電車の時間が迫り、トゥクトゥクのおじさんとその愛娘に別れを告げて再びアユタヤ駅へ。
なぜか帰りのチケットがちょっと値上がりしていたのは気になりましたが、便の時間で値段が変わっている?らしいです。
このあと、行きと同じような電車に乗り込み5時間かけてバンコク市内へ戻る。
5時間!?
市場の異臭で思考回路が鈍ったわけではありません。
実はバンコク市内は慢性的な車の渋滞が頻発しており、列車も例に及ばず巻き込まれ踏切から全く動かなくなりながらの復路だったのです。
到着した頃には倍の時間が経っていました。
日本の1分の狂いも許さない列車の運行管理の凄さを痛感します。
へとへとになりながら宿の近くのTESCO(大型スーパー)で買い物。
食料品や電化製品、アパレル用品からおもちゃまで売ってます。
フードコートを発見したので夕食も取ることに。
揚げ鳥をご飯に乗せて謎のピリ辛ソースをかけた食べ物。
後に揚げたカオマンガイという料理であると知る。
そして次の日の朝から下痢に襲われることをこの時の僕はまだ知らない。
揚げ鳥がちょっとヤバかったかもしれない・・・
宿に戻って先ほど買った珍しいフルーツを食べてみる。
左:ドラゴンフルーツ、右:パパイヤ
時期もあるらしく、あんまり甘くなかったけどフルーツは基本美味しい!
食事が合わないならフルーツを食べればイイじゃない!
民衆にギロチンにかけられそうな暴論ですね。
最初の夜に会えなかった滞在者の旅慣れた方々からいろいろ話を聞いたりしてこの日の夜は更けていきました。
第3話 チャオプラヤ川を船旅しながらバンコク市内を観光しよう! へ続く…
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