海外旅行の準備をする上で、一番高い買い物は航空券ではないだろうか?
ここを上手に節約することで、予算にも余裕が生まれる。
僕も最初のうちは予約するのも金額が大きいのでなかなか踏み切れず延々と調べ続けて不安を取り除こうと必死でした。
格安で探そうとすれば尚更です。
あんまり安いと墜落するんじゃないか、ロストバゲージ(預けた荷物が紛失する事)に遭うかもしれない!
しかし実際のところ、コツさえ押さえて探せばこれが格安航空券なの!?
というものがゴロゴロあります。
今回は僕の経験を元に、格安航空券を予約する際のコツを3つ紹介していきます。
どこで格安航空券を予約するの?
ズバリ、ネット予約しましょう。
余計な人件費と手数料が入らないので、格安で探すことが出来ます。
現在たくさんのサイトが存在していますが、一概に”ココが一番”とは言いづらいです。
常にそのサイトが安い航空券を取り扱っている訳ではなく、時と場合で変わります。
安く予約する為には基本的な検索方法を知っている事と複数の検索サイトを知っておく事が大切なのです。
各サイトで特色はありますが、本質的には大きな違いはありません。
航空会社が直接運営しているサイト、様々な航空券を比較して検索してくれるサイトの2種類がある事くらいです。
航空券比較サイトはあまり知られていないので、こちらを表にまとめてみました。
有名な航空券予約サイト
サイト名 | 燃料サーチャージ・諸税 | オープンジョー検索 | 言語 |
トラベルコちゃん | 込み表示 | ○ | 日本語 |
楽天トラベル | 込み表示 | ○ | 日本語 |
JTB | 込み表示 | ○ | 日本語 |
H.I.S. | 込み表示 | ○ | 日本語 |
DeNAトラベル | 詳細画面で総額表示 | ○ | 日本語 |
エクスペティア | 込み表示 | ○ | 日本語 |
フリーバード | 込み表示 | ○ | 日本語 |
スカイスキャナー | 込み表示 | × | 日本語 |
momondo | 込み表示 | × | 英語 |
たまに燃料サーチャージ・諸税が含まれない価格でぬか喜びさせるサイトがありますので気をつけましょう。
オープンジョーとは行きの空港と帰りの空港が異なる場合の検索です。
例えば、往路:日本(成田)→タイ(スワンナプーム)、復路:カンボジア(シェムリアップ)→日本(成田)のような場合。
比較的有名なのはスカイスキャナーで、ゲストハウスでもその名を耳にしました。
ただ、僕の場合オープンジョーで一筆書きの旅行の為、探すときの参考に見るくらいでしか使いません。
個人的にはトラベルコちゃんをメインに他のサイトで安いものがあればそちらを検討するといった具合です。
格安で予約する為のタイミングはいつ?
タイミング的にはこの3つを念頭において予約すると良いでしょう。
長期休暇や大型連休を避ける
航空会社の繁忙期はココに当たります。つまり、航空券の値段も一気に跳ね上がってきます。
数万円の開きがある場合もあるので絶対に避けたい所です。
そしてこの繁忙期が過ぎた直後こそが格安航空券を狙うチャンスになります。
曜日が意外と大切
平日の火曜~木曜に出発・戻りにすると安くなります。
当たり前ですが、休みが始まる金曜日、土日祝日に移動するのは値段も高くなりがち。
ただし、一日だけ祝日の場合、その前日は高いが、当日と翌日は高くない。
月曜も経験上あまり安くならなかったので除外してもいいと思います。
2~3ヶ月前からが勝負、世界情勢にも目を向けよう
出発前2~3ヶ月前からが比較的安い航空券も多く、乗り継ぎ時間の選択肢も多い。
原油と外貨の動きといった世界情勢にも左右され、状況によっては各航空会社から燃料サーチャージ代の料金が改定される通知もあるので見逃さないように。
また、1~2ヶ月前や直前になると航空券の販売業者が空席の航空券を捌く為に値段を下げる事もあり、到着時間などの条件が良い航空券やサービスの良い航空会社の航空券が安く手に入ることがあるので粘ってみるのも悪くないかもしれません。
格安で予約する為の条件は?
往復チケットが安い
これが一般的な航空券で一番安い。オープンジョーは若干割高になるが、一筆書きで旅行する際はこちらのが最終的には安くなる。
直行便より乗り継ぎを
直行便は時間を短縮できる代わりに値段も高くなります。
乗り継ぎによっては中継空港に2時間~1日程、空港で待たされる航空券もあるが、これをメリットに変えることも出来る。
ストップオーバー(同日の乗り換えではなく翌日の乗り換えで24時間以上滞在する事)を利用するとその空港から出て市内を観光する事も可能。
通常の入国と変わらないのでビザが必要な場合もある。飛行機に預けた荷物はそのままなので必要なものだけ用意しておけば荷物の心配もない。
ただし、航空券によってはストップオーバーするのに追加料金がいる場合もあるので事前に確認が必要。
便の多い空港を選択する
日本なら成田国際空港、ロシアならシェメレーチエヴォ国際空港といった、その国の玄関口となる空港を選択すると便が多いので必然的に値段も下がる。
実際に格安航空券を探してみよう
検索の方法は基本的に大きく変わりません。今回は、管理人が良く使うトラベルコちゃんを使って海外航空券を探してみましょう。
まず、サイト上部にある海外旅行のプルダウンメニューの中から海外格安航空券をクリック。
海外格安航空券…いい響きです。
検索画面に移ります。行きたい国と日程を入力します。
前述したタイミングを考慮すると格安航空券と出会いやすくなるかも?
例としてこの画面には僕が探している航空券の条件を入力しています。
往路:日本(成田)→モロッコ(カサブランカ) 10月12日(水)
復路:ポルトガル(リスボン)→日本(成田) 11月16日(水)
安い順に検索結果が表示されてます。まあまあですね。燃料サーチャージ・諸税すべて含まれた金額が表示されています。
僕は、さっさと目的地に行きたいので乗り換え時間がかからない一番上がベストといった所でしょうか。
欲を言えば、安全の面から深夜の現地到着は避けたい所。
詳細ボタンを押すとさらに詳しく航空券の詳細が表示されます。
あとは取り扱っている業者のサイトに誘導されるのでそこから支払いをして航空券の予約をする。
そうすると登録したメールアドレスにeチケットと呼ばれるものが送られて来るので、コレを当日チェックインカウンターで提示すれば搭乗出来ます。
ちなみにeチケットとは?
予約情報を航空会社のシステムに記録させるもので、航空券のペーパーレス化です。
航空券をeチケットとして電子管理出来るようになるので無くす心配も盗難の心配もありません。
スマホなどにダウンロードして画面を提示するか、印刷したものを持っていけば搭乗出来ます。
自動チェックイン機でセルフチェックイン出来る所もある。
終わりに
今回、LCCにまったく触れてない!と疑問に思った方もいたかもしれません。
一般的には海外に出てしまった後に、近隣の国へ向かう位の距離であればLCCの方が安く探せるようです。
正直、僕はまだ使ったことがありません。ただ、利用した方々の情報を聞くとあまり長距離の移動にはオススメできないようです。
その理由として
・航空券の手配がややこしい。ネット予約サイトも日本語に対応していない場合が多い。
・預け荷物や手荷物の設定を忘れたりすると高額な追加料金を請求される。
・機内食とドリンクは基本有料。席も狭く長時間のフライトだと肉体的に辛い。
・LCCの空港は通常の航空会社とは別の場所にあり、アクセスが悪いケースが多い為、市街までの交通費を考えるとそれほど得をしない事もある。
・最近は減りましたが、遅延もあるので予定が狂う可能性がある。
日本からアジア圏ならLCCも候補に挙げられますが、それより遠い場合は便も少ないそうです。
また、以前僕がにエアアジアなどで日本からアジア圏を検索してみた結果、キャンペーンやセール価格でない限り、通常の航空券とあんまり変わらなかったです。
個人的に数万円変わるならLCCを選ぶかもしれませんが、安全性・サービスを考慮して現地まで快適に行けるのであれば、多少高くても通常の航空会社を選びます。
結果として、日本から海外の航空券を探す場合は、LCCより通常の航空会社で探すほうがリスクも少なくコストパフォーマンスの良い航空券を見つけることが出来ると思われます。
いかがだったでしょうか?
今回紹介したコツはあくまで目安です。実際はその時の状況でセールがあるかもしれない、祝日だけど安い可能性もゼロではありません。
時には、セオリーとは逆の方法で探るのもひとつの手です。そうすると意外なところから格安航空券が見つかるかもしれません。
格安航空券探しは宝探しゲーム。楽しみながら探してみてはいかがでしょう?
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